Canucks Fan: News

1月18日(月)
ブレ、ヘディカンの心情は?

昨日のビッグ・ニュースから一夜明けたバンクーバー。新聞は、「The Vancouver Sun」紙の一面にブレのトレードに関する記事が、スポーツのパート(別編集)では3面をさいて特集している。「The Province」紙の一面はブレのアップの写真、スポーツ欄では8ページをさいて“Bye-bye, Bure”特集が組まれている。 テレビのニュースも、ヘッドラインで最初にブレのトレードに触れている。

新聞記事のほとんどは、トレードの内容と、今までのブレの足跡をまとめたものである。それ以外の記事から、特に、本人たちの心情が分かるものをご紹介しよう。
丁寧に訳している時間がないので、変な日本語や誤訳があるかもしれないが、ご了承いただきたい。

●Trade proves emotional rescue(「The Province」)

パベル・ブレが受話器を置き、母親のターニャに、ついにトレードが成立したことを告げると、彼女の感情は堰を切った。
「母は30分間、泣き続けた。彼女は本当にハッピーだったんだ」
モスクワのアパートで、カナックスとパンサーズの両チームにとって、歴史的なビッグ・トレードが決まったことを聞いたあと、ブレは上のように話した。
「彼女は泣きに泣いた。僕のために、すごく幸せなことだと思ったからだ。母は『あなたはどんな時にも強かったけど、それでも、あなたの人生にとって(待っている間が)最もつらい時期だということがよく分かっていた。私はとっても心配していたし、あなたが心配していることも、よく分かってたわ』と言っていた」
「このように5カ月間、座って待っているのは、とてもつらかった。僕は本当に、ホッケーが恋しかったよ」
母と息子は、近所のバーに行って、短いお祝いをした。彼が北米に戻る準備をするため、家に帰らなければならないからだ。

「僕はバンクーバーの人たちに伝えたい。僕は、バンクーバーの街や人々について、何の反感も持っていない。僕は、そこにたくさんの友人がいるし、これからも彼等とはずっと友達でいるだろう。僕の問題は、すべてマネジメントに関わることであり、それが何であったか、たぶん、まもなく話せる時が来るだろうと思う。それがいつかは分からない。でも、僕はバンクーバーが好きだし、誰もがそれを分かってくれていることを確かめたい気持ちだ」
「トレードを希望していることを公言した時、僕はまだバンクーバーにいたんだ。いろいろな人が僕のところに来て、みんなこう言った。『グッドラック!! どこに行っても、私たちは君のことが大好きだよ』 メディアのいくつかは、彼等を怒らせようとあおったけど、誰も僕に怒らなかった。僕は素晴しい7年間をバンクーバーで過ごしたし、そこの誰に対しても、心の底から感謝している」

ブレは、あまりにもニュースに興奮していたので、フロリダで、元チームメイトの二人---カーク・マクリーンとショーン・バーク---に会えることをすっかり忘れていた。
「ああ、そうだ、彼がいるんだ!!」 マクリーンについて、こう言った。
「もう一人のゴーリーは誰だっけ? ああ、そうだよ、もちろん。きっと、そこではすべてうまくいくと思うよ。(アウェイ・ゲームの)移動は大きな問題だけど、ずっとラクになりそうだ。パンサーズでは、ほとんどのゲームが同じ時間帯のゾーンで行なわれるから、海岸線を上下するだけでいいんだ。待ち遠しいよ」
「とてもゲームをしたかった。スコアをあげたかったし、人々の前でプレーして、歓声を聞きたかった。プレーしている時、それらはすごく僕を元気づけてくれる。練習はずっと続けてきたけど、ゲームの中でプレーすることが楽しいんだ。もう一度プレーできることは、本当にうれしいよ」

待機中に、ブレは、ベラルースでプレーしないかと、大統領から直々に誘いを受けている。それは、彼にとって光栄なことであったが、このように丁重にお断りした。
「ありがとうございます。でも、私は、世界のベストプレーヤーが集まっているところでプレーしたいのです」

ブレはとても興奮していて、次の契約については、あまり気にしていないようである。それは、5年間で約5000万USドルというものだ。それにボーナスが加わり、金額はさらにアップする。このシーズンの残りだけで、彼には300万USドルが支払われるだろう。

ところで、彼は、母親がマイアミに行く前に、カルガリーにいる弟のバレリーのところで、数日、滞在させようと考えている。
「カルガリーに先に行ったほうが、暖かい気候の場所に行く準備としていいと思って」

カナックスでかつてプレーしたなかで最も素晴しいプレーヤーは、これらの言葉とともに旅立って行った。

●Hedican enjoyed his time here(「The Vancouver Sun」)

日曜日、カナックスのキャプテン、マーク・メシエは、パベル・ブレのトレードの内容をたいへん気に入っていたが、(ダラスで)練習後にアリーナから出てきた時に、コメントすることは拒否した。

コーチのマイク・キーナンは、このトレードは彼のチームに奥行きを与えるだろう、しかし、誰もがGMブライアン・バークの決断を判定するには、まだ数年早い、と語った。

他のカナックス・プレーヤーの、日曜夕方の反応は、無関心から安堵感までさまざまだった。
最も心配していたのは、もちろんヘディカンだ。彼は最も長いカナックス・プレーヤーの一人で、最近のスタメンから今回トレードされた唯一の選手である。
「バンクーバーに来たことは、人生のその時点では、かつてない最も素晴しい出来事だった」と、ヘディカン(28)は、チームメイトに別れの挨拶をした数分後に語っている。「(前コーチの)パット・クインと活動する機会をもてたし、彼は私に、徹底的にゲームを教えてくれた。私はバンクーバーで過ごした日々を、本当に楽しんだ。それは私の人生の素晴しいパートだ」
「人生が違う側面を迎えるという事実は、人を混乱させる。それは痛みを伴うものだ。最初のうちは、いつも苦痛だ。たぶん、これが2年前で、すべての(カナックスの)プレーヤーをよく知っている時だったら、もっとつらかっただろう」

ヘディカンは、パット・クインにより、1994年のトレード・デッドラインに、セントルイスからバンクーバーに来て、その春のスタンレーカップ・ファイナルでプレーしている。
ブレとヘディカンのトレードにより、エイドリアン・オーコイン(95年5月)、コーリー・ハーシュ(95年10月)、アレクサンダー・モギルニー(95年10月)らは、カナックスでは古参のメンバーとなってしまった。(注:紙面には書いてなかったが、デイナ・マーズィンはもっと古く、91年からいる。)
「みんな離れていく。みんな、それぞれ自分の方向に動いていく。時には、変化はいいものだ」とはモギルニー。
「僕たちは、パベルが戻って来ないことは知っていた」とオーコイン。「ヘディカンに関しては、今、とてもショックだ。でも、何かが起こりそうなことも分かっていた」

「The Province」紙によれば、ヘディカンの第六感は、このトレードを察知していたらしい。
「私はネガティブに捉えてはいない。ただ一つ言えることは、バンクーバーでの5年間を本当にエンジョイしたということだ。友人たちと離れなければならないから、トレードはいつもつらいものだ。でも、私の最初のトレード、セントルイスからバンクーバーは、素晴しい出来事だった。だから今度も同じ見通しをもっている」
NHLのベスト・スケーターの一人であるヘディカンは、しかし、その期待されたレベルまでなかなか達しないまま、今季はヨーヨーのように、アイスタイムのアップダウンを繰り返した。しかし、先月から、彼のベスト・ホッケーとも言えるプレーが見られ始め、おそらくそれがフロリダを引き付けたのだろう。
「変化の時だが、パベルとまた一緒にプレーできるのはわくわくするよ」

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