Canucks Fan: Game Results

10月17日(土)
トロント・メープルリーフス 4-1

スノウ、39セーブ!!

今日のメープルリーフス戦は本当に面白かった。トロントとのゲームはいつも面白いのだが(会場のファンが真っ二つになるので)、今日は勝ち試合でもあり、またパット・クインがトロントのヘッドコーチとして初めてバンクーバーに戻って来た試合だったので、会場の盛り上がり方もいつも以上だった。
のっけから「Go Leafs Go !!」の大歓声。するとカナックス・ファンがブーイング。しばらくして、今度は「Go Canucks Go !!」の大歓声。するとリーフス・ファンがブーイング。でも回数は「Go Leafs Go !!」のほうが圧倒的に多い。いつも通り、顔に青いメープルリーフをペイントした子もいっぱいいる。年季の入ったおじさんファンも多い。トロント戦は、会場にいて観客を見ているだけでも面白い。

第1ピリオド開始後、わずか1分28秒でトロントに先制点を取られる。また、前試合の悪夢の繰り返しか!?・・・と不安になったが、今日のカナックスは、まるで別のチームのようだった。動きもいいし、パスもうまくつないでいる。オフェンスに勢いがある。同点のチャンスを待って粘りに粘った結果、1ピリ終了の1分17秒前に、No.9ブラッド・メイとNo.11マーク・メシエのアシストで、ディフェンスマンのNo.2マティアス・オーランドがパワープレー・ゴール!! 1-1とゲームを振り出しに戻して第1ピリオドを終了した。

試合が始まって数分後、センタースクリーンに「Welcome back, Pat」の文字が現われ、パット・クインの顔が写った。もちろん会場は割れんばかりの大拍手。ところが、クインはその映像に気が付かないのか、すました顔をしてガムを噛んでいる。観客、なおも拍手。クイン、まだ気付かない。観客、スタンディング・オベーションを始める。クイン、ガムを噛み続ける。
数分間この状況が続いて、スクリーンの文字と映像が消えたあと、クインは初めて右手をあげて、ファンの声援に応えた。
そう、彼は映像と文字に気付いていたんである。でも、カメラが向けられている間、観客に応えなかったのは、昨年、シーズン途中で突然、彼をクビにしたオルカベイに対する無言の抗議だったのかもしれない。
もちろん、彼はバンクーバーのファンに感謝しているし、バンクーバーでの思い出が素晴しいものであったことはまぎれもない事実だと、ゲームに先駆けてマスコミ各社に語っている。

第2ピリオド、カナックスは何度もパワープレーの危機を切り抜ける。何度かNo.89アレクサンダー・モギルニーがパックを奪って、ゴールに突進するシーンがあったが、残念ながらシュートは決まらない。会場は大きなため息。でも彼のショット・オン・ゴール数がゼロだった前回のゲームよりは断然いい展開だ。それに今日はまだファイトが一度もない。
終了1分26秒前に、再びパワープレーで貫祿メシエが執念のゴールを決める!! アシストはNo.6エイドリアン・オーコインとメイ。メシエ、うれしそうに氷上をピョンピョンはねた後、久々の大ガッツポーズ!! 実はこれがメシエのNHLキャリアで599ゴール目だった。次のゴールは、記念すべき600回目のゴールとなる。ちなみに、昨シーズンで引退したコロラド・アバランチのヤリ・クリは601ゴールを記録しているので、彼を抜くことは間違いない。
この1ゴールで、ゲームの流れは完全にカナックスになった。
2ピリまでのショット・オン・ゴール数は、メープルリーフス23に対し、カナックスはなんと7。思わず噴き出してしまった。実に3分の1以下である。いかに今日のゴーリーNo.30ガース・スノウがよく防いでいるか、いかにオフェンスが無駄なくゴールを決めているかがよく分かる。

第3ピリオドに入ってすぐ、No.44トッド・バーツッジが、パスを受けて単独でゴールに突進。会心のゴールを決めた。かつての(と書くのが悲しいが)パベル・ブレを思わせるような豪快で完璧なショットだった。アシストはNo.17ビル・マッカルトとNo.22ピーター・ゼゼル。カナックス3-1のリード。
ダメ押しの4点目は後半のパワープレーで。メシエとNo.3ブレット・ヘディカンのアシストで、メイがパックをゴールに押し込んだ。ここまでくれば、もう安心だ。

結局、スノウは驚異の39セーブで、カナックスを勝利に導き、ファースト・スターに輝いた。ショット・オン・ゴール数は、カナックス17:メープルリーフス40。メープルリーフスに移籍した元オイラーズの名ゴーリー、カーティス・ジョセフは、本日13セーブに。
カナックスは4回のパワープレーで3得点。メープルリーフスの7回のパワープレーを0点に押さえ、ディフェンスもオフェンスも好調だった。

今日のカナックスは、私がウィスラー・キャンプで感じた「今年は行ける!」という雰囲気のチームに最も近かった。
それにしても、前回のボロ負けからのこの変化。キーナンは2日間で、いったいどういう指導をしたのだろうか。作戦面か、精神面か。いずれにしろ、彼の指導力がだんだん新生カナックスを作り上げていきつつあることを感じ、先行きが楽しみなのである。

3スターズ:
1、ガース・スノウ(カナックス)
2、マーク・メシエ(カナックス)
3、ブラッド・メイ(カナックス)



Photo by Satoshi Nagata

今日のゲームは、日本から久々にバンクーバーに来たSatoshi君と見に行った。彼は94-95にワーキングホリデーでバンクーバーに住み、カナックスとNHLのファンになったのである。初めて訪れたGMプレイスを、Satoshi君はたいへん気に入ったようで " COOL !! " を何度も繰り返していた。

写真は、例によって試合前のウォーミングアップをフェンス際で見た時に、彼がデジタルカメラで撮ったものである。昨年の日本開幕戦も、長野オリンピックも、今年の日本開幕戦も、全部見に行っているSatoshi君だが、どのリンクでもこんなに近くで練習を見られたことはなかったそうだ。
[ ちなみに昨年の日本開幕戦の時、Satoshi君は友人のKoji君と共に、代々木アリーナ前で「トロント・スター」紙(トロントで最もメジャーな新聞)のインタビューを受けている(もちろん英語で)。翌日、彼等のコメントは、フルネーム入りで「トロント・スター」紙のスポーツ欄1面に紹介され、その記事はインターネット上の同紙のホームページでも読むことができた。]

ここで問題が起こった。GMプレイスではデジタルカメラの撮影に、異様なほど厳しいのである。私が以前、持っていった時は、何も言われなかったのに…。たぶん、SONYので小さいからバレなかったんだろう。Satoshi君のは機能が多い分、やや大きめだったので、たちまち係員がとんできた。最初はビデオカメラと間違われいるのか(ビデオカメラも禁止)と思ったが、どうもデジカメもダメだと言っている。仕方なく、撮影をあきらめるSatoshi君。これはその前に撮った貴重な写真なのだ。

普通のカメラでの撮影は、たとえどんなにデカいレンズを付けていても、まったく問題ない。思うに、オルカベイ側は、試合直後、まだ各メディアがゲームの写真を発表する前に、その日のゲームの写真がインターネットで流れることを恐れているのだろう。なにか報道上の取り決めがあるのかもしれない。
というわけで、これからGMプレイスでの観戦を考えている方、デジカメではなく、普通のカメラを持っていきましょう。

余談ですが、メープルリーフスのキャプテン、マッツ・サンディーンは本当に大きい。写真でも大きそうな感じは分かるが、実物はド迫力。練習中に、カナックスサイドからメープルリーフスのほうを見ると、ヘルメットをかぶっていない、ひときわ大きい選手がパッと目に入った。それが彼。カナックス側のゴールライン近くから見ても、とても大きく感じる。バンクーバーにも彼のファンは多い。

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