Canucks Fan: Game Results

11月1日(日)
ワシントン・キャピタルズ 4-1

新人もベテランも中堅も、大活躍!!

今日は観戦日〜・ 11月のホームゲームは6回しかないのだが、そのうち3回を観戦する予定で、今日はワシントン戦を見に行った。GMプレイスで見る時にこういういい試合だと、めちゃくちゃ気分がいい。

ゲームに先駆けて、3スターズのスポンサーであるMOLSONから「今月のMVP」が発表された。選ばれたのは、ゴーリーのNo.30ガース・スノウ。確かに、スタートから今までで、いちばん活躍が目立っている。会場からも割れんばかりの拍手。
だがゲームのほうは、彼がフルー(インフルエンザ)のため、No.31コーリー・ハーシュがゴールを守ることになった。

第1ピリオド、いきなりNo.8ドナルド・ブラッシャーのファイトから始まる。今日は1ピリでファイトが多く、この後も3回小ぜり合いがあり、最後は大乱闘が起こっている。一時は、両方のペナルティー・ボックスに3人ずつ、という満員状態だった。ディフェンスマンのNo.7ジェイミー・ハスクロフトは、ファイトの他にも、ダブル・ラフィングで4分のペナルティーをとられている。この人もケンカっぱやいのだが、私はどうも彼のファイトの仕方は好きになれない。ファイトのタイミングが悪く、カナックスがチャンスの時によく試合を中断させているし、彼のファイトは品がない。観客が審判にブーイングをおくるなか、私はハスクロフトに向けてブーイングをしていた。

さて、一方では、好調な出だしだったとも言えるカナックス。8分で、No.19マーカス・ナスランドが、ネット前のゴタゴタからパックを奪って、ぐるーっとネット裏を回り、斜め横からシュート。見事決まって、今日の1点目。これが最初のショット・オン・ゴールでもあった。アシストはNo.27ブランドン・コンヴェリーとNo.17ビル・マッカルト。今、このラインが非常にうまくいっていて、成功率が高い。

中盤でアクシデントがあった。No.2マティアス・オーランドが放ったロング・ショットが、なんとNo.44トッド・バーツッジの向こうずねを直撃。バーツッジは倒れて動けなくなってしまった。トレーナーの肩を借りながら、まだ痛そうに顔を歪め、ベンチへ引き上げるバーツッジ。当然、そのままロッカールームへ。ニュースによると、すねの打撲だそうで、明日のエドモントン戦には出られない。
チームメイトをヒットしてしまったオーランドも、前の試合中に、パックを顔に受けてケガをしている(30日参照)。左目の下のその傷は、既に赤黒いカサプタと化し、下まぶたにはクマのような青アザができていて、なんとも痛々しい表情だ。

他に、今日ケガで出られないのは、No.9ブラッド・メイとNo.22ピーター・ゼゼル。そのため、急遽、ファームであるシラキュース・クランチから、No.14ジョシュ・ホールデンが呼び戻された。彼はウィスラー・キャンプに参加し、プレシーズン・ゲームはカナックスとして戦っていたが、その後、シラキュースに帰されていたのだ。つまり、このゲームが、事実上のNHLデビューとなるわけ。アイスタイムは15分ほどだったが、スピードもあり、果敢によく戦っていた。
実は、ウィスラー・キャンプの若手の中では、マッカルトとホールデンがかなり目だっており、私は有望な新人として目をつけていたのである。マッカルトのほうは、そのままカナックスに残り、ご覧のとおりの活躍だが、ホールデンはファームに帰されてしまったので、ちょっとがっかりしていたところだったのだ。先輩のケガが思わぬ幸運になったわけだが、あとは自力でラインの座をキープしてほしい。

第2ピリオドが始まってすぐ、今度はコンヴェリーが待望のカナックス初ゴールを決める!! 彼は95〜97年はメープルリーフスにいて、先シーズンにカナックスに来たが、その間ずっと、マイナーリーグと行ったり来たりしていた。先季、カナックスでも7ゲームしか戦っていない。やはりキャンプあたりからメキメキ力をつけてきて、前のゲームではポイントこそあげていなかったものの、かなりのショットを打っていたのだ。マッカルトとのコンビがよく、このアシストもマッカルトとオーランドだった。2-0。

8分を過ぎたところで、No.20デイブ・スカッチャードがフッキングのペナルティーでボックスに入ったとたん、1ゴール入れられてしまった。2-1。
ファイターではないが、スカッチーもよくファイトする。昨年、デビューしたばかりの頃は、よくやらかして、ペナルティー・ボックス送りになっていた。フラストレーションがたまってくると、すぐ切れてしまうらしい。No.25スティーブ・ステイオスも、そういう時によく切れるほうで、先のロード中の負け試合では、何度か激しくファイトするシーンが見られた。

今日のハーシュはなかなか頑張っているが、1点差はまだちょっと不安だ。できれば、もう少し差をつけておきたい。
と思っていたら、15分で、ディフェンスマンのNo.6エイドリアン・オーコインが素晴しいゴールを決め、スティックを高々とかかげてガッツポーズ。おお、かっこいい〜。最近の彼の活躍を知っている観客は大拍手に大歓声だ。シーズンが替わって、これほど急激に変化した選手も珍しい。アシストはまたまたマッカルトとNo.3ブレット・ヘディカン。マッカルトはこれで3アシスト。早くも、今年のカルダー・トロフィー(NHL最優秀新人賞)候補になるのでは、との声があがっている。
3-1と引き離しておいて、2ピリ終了。

第3ピリオド、今日は若手の動きがいい。No.11マーク・メシエやNo.89アレクサンダー・モギルニーはどうしているかというと、悪くはないが、得点には結びついていない。1ピリでラインのバーツッジが退場したので、代わりに、今日1点目をあげたナスランドが加わっている。ナスランドは、キーナンのお気に入りではないと言われており、私は、いつトレードさせられるかとハラハラしているのだが、この調子で力を発揮し、カナックスになくてはならない人になってほしい。

今日のメシエはなんとなく動きに精彩がなく、疲れているのかな?と思ったら、さすがベテラン、ちゃんとやってくれた。中盤にさしかかったキャピタルズのパワープレーで攻められていたところ、攻撃ゾーンからパスをカットし、そのままブレイクアウェイ。ディフェンスが誰もついて来られず、まるでペナルティー・ショットのような状態で、難無くゴールを決めてしまった。観客は総立ちで大喝采。実はスケーティングは結構ゆっくりだったのだが、この大チャンスでミスをしないというのは、さすがベテランである。しかもショート・ハンディド・ゴールでノーアシストだ。思わずうなってしまった。
これは彼のNHLキャリアで602ゴール目。Dino Ciccarelliとタイ記録で、歴代8位にまであがってきた。まだまだいける。

そのまま4-1でカナックスの勝利。今日はマッカルトやコンヴェリーらの若手が大活躍し、ナスランドやオーコインら中堅も実力を発揮し、ベテラン・メシエが健在を示した。そして忘れてはならない、ゴーリーのハーシュも24セーブで失点1におさえ、合格点をはるかに越える活躍だった。ハーシュがカナックスでフルゲーム戦ったのは、実に97年3月以来のことである。

ハーシュって本当にいい奴で、いつも控えでベンチにいる時は、インターミッションやゲーム終了後にロッカールームに引き上げる選手たちを、必ず一人一人、ポンポンとたたいて激励しているのだ。必ず、3回とも、である。スノウに対してもそうだ。そして、自分は一番最後に引き上げていく。彼のこの変わらぬ態度は、いい試合でも悪い試合でも、選手たちの精神面によい刺激を与えているに違いない。
今日は、彼がねぎらいの‘ポンポン’を受ける番だ。試合後、ダーッとハーシュのもとに駆けつける選手たち。みんなとっても嬉しそうだ。‘ポンポン’どころか、ハグまでしている。ヘッドロックをかけてるヤツもいれば、マスクの隙間からグローブの指を突っ込んでツンツンしているヤツもいる。ハーシュの人柄がしのばれるシーンだ。最後にスノウと肩を組むように引き上げて行く姿が、とても印象的だった。ゴーリーの性質上、どうしても「チーム内ライバル」のようになってしまうのは仕方ないが、いい意味で「バックアップ・デュオ」みたいになってくれたらと思う。

ゲーム後のインタビューでは、いつものように淡々とした口調ながら、マイク・キーナンは手放しで自分の選手たちを誉めていた。
まずはハーシュの活躍と日頃の忍耐をねぎらった。
「コーリーは3週間、我慢強くこの機会を待ち、本当によくやったと思う。彼は、ロッカールームでもチームのみんなにも、いつも、とてもとてもポジティブだった」
キーナンはちゃんとハーシュの行動を見ていたのである。
そして、強力な第2・第3のラインを求めていたキーナンは、マッカルト=コンヴェリー=ナスランドのラインについて「ものすごいセカンド・ラインができた!」と喜んでいる。

3スターズ:
1、ビル・マッカルト(カナックス) 
2、ブランドン・コンヴェリー(カナックス)
3、コーリー・ハーシュ(カナックス)

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