12月29日(火)
対コロラド・アバランチ 2-4
カナックス失速
本当は「スノウ、アバランチ(雪崩)に押し流される」なんてタイトルを付けてみたいところだが、ゲームを見ている限りでは、スノウはそれほど悪くはなかった。むしろ、カナックス全体が失速していた、という感じ。
試合後、ある解説者は「オーランドやオーコインなどのヤング・ディフェンスマンたちが疲れている。メシエも100%ではない」と言っていた。確かにメシエは、先日の脳震盪以来、本調子ではない。休んだのは1試合だけだが、今後のことを考えると、もう少し大事をとってもよかったのではないかとも思える。キャプテンとしての責任が、早く復帰させたのだろう。
ゲームはファイトで始まった。どうやら、17日のゲームでの因縁がまだ残っている選手が多かったらしい。
第1ピリオドのフェイスオフから5秒で、No.8ドナルド・ブラッシャーが、コロラドのスコット・パーカーとボクシング体勢である。彼等がペナルティー・ボックス行きになった1分後、今度はNo.4ブライアン・マッケイブとアダム・デッドマーシュがファイトを始めた。その3分後には、No.25スティーブ・ステイオスとNo.36クリス・マカリスター。今日のペナルティー・ボックスは、いつも満員状態である。
これではなかなかゲームが進行しない。思い余った主審は、両チームのベンチに行き、ヘッドーコーチに警告を与える。
これが効いたのか、騒ぎがおさまった中盤、アバランチのパワープレーで、ピーター・フォスバーグが1点獲得。
だが後半、今度はカナックスのパワープレーで、No.3ブレット・ヘディカンのナイス・セットアップにより、No.27ハリー・ヨークが1ゴール決めて、1-1のタイに。
この間に、ちょっと面白いシーンがあった。
ラフィングでペナルティー・ボックスに入ったNo.9ブラッド・メイ。そこには、まだブラッシャーがいた。ペナルティーを取られたことが不服そうなメイは、まだムカついているらしく、フェンスを蹴っていらだっている。すると、どっかと脚を開いて座っていたブラッシャーが、前を向いたまま、「まあまあ」というようにメイの膝をポンポンと叩いた。とたんにおとなしくなるメイ。なんだかブラッシャーの貫祿を感じてしまった。
結局、1ピリのトータル・ペナルティータイムは、マカリスターのゲーム・ミスコンダクトも入れて、なんと96分だった。
もちろん、マイク・キーナンはおもしろくない。彼は、選手たちに、ペナルティーを取られずに積極的に戦うことを要求していたが、結果は大量のペナルティーとなってしまった。そして、そのパワープレーでゴールされている。また、ミスコンダクトにより、ラインを変更せざるを得なかったことも、戦力を弱めた要因だった。
第2ピリオドでは、中盤にアバランチのバレリ・カメンスキーが1ゴール。カメンスキーは14ゲームぶりのゴールだったそう。1-2とアバランチ、リード。
第3ピリオド5分で、No.17ビル・マッカルトが、ゴーリーとディフェンスの間を抜ける素晴しいゴールを決めて、再び2-2の同点に。アシストはNo.2マティアス・オーランド。
が、喜びも束の間、1分半後にクロード・ルミューにロングショットを決められ、2-3に。さらに、3分後、オリンピック・カナダチームのメンバーでもあったアダム・フットが、パワープレーで1ゴール。
この後、カナックスは得点できず、2-4で試合終了。クリスマス以降、3連敗である。
次の試合は大晦日。勝って、今年を締めくくってほしいものだが、相手は強豪フィラデルフィアである。フライヤーズは、今日のカルガリー戦で、キャプテンのエリック・リンドロスが、数分の間に2度、フェンスに激突するチェックを受けて、脳震盪を起こし、退場している。大晦日のゲームに出られるかどうかは、まだ不明。
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バンクーバーでは、チャンネル22のスポーツネット局で、毎週火曜日に「Canucks This Week」という番組がある。
今日のゲーム後の同番組では、今年のカナックスのハイライト・シーンを特集していた。まだモギルニーとバーツッジが活躍していたシーズン始め頃の彼等のゴールシーン。メシエ、オーコイン、マッカルト、マッケイブらのゴールとガッツポーズ。スノウのナイスセーブの数々。
後半はナスランドのゴールが断然多くなる。最後のシーンは、19日ナッシュビル戦のペナルティー・ショットだ。カメラアングルはネット裏から。私は当日ナマで見ていたのだが、何度見ても惚れ惚れするような完璧なショットだった。ブレを彷彿とさせるものがあった。ナスランドは、ブレと同じく、バイザー付きのヘルメットを使用しており(カナックスでは現在、彼だけ)、北欧生まれの端正な顔だちなので、スケーティングだけでなく、時折ブレとイメージが重なることがある。シーズン後半も、ますます活躍してほしい。
これだけのゴールシーンを一気に見るのは、かなり気分がいいものだ。実際のゲームでも、こうであってほしいのだけど・・・。
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