Canucks Fan: Game Results

1月2日(土)
モントリオール・カナディアンズ 1-2

1999年初ゲーム、モギルニー復帰!!

1999年の初試合を観戦に行った。

相手は、トロント・メープルリーフスと並ぶカナダのもう一つの名門チーム、モントリオール・カナディアンズである。チームの創設は、NHLができた1917年(メープルリーフス創設もこの年)よりもずーっと前の1909年というから驚く。
「Canucks 対 Canadians 」は「カナダ人 対 カナダ人」の意味になる。ただし、Canuck は相手をけなした表現(「カナダ野郎」みたいな)なので、実際には使わないように気をつけよう。
実は、こんなに長いこと観戦しているのに、カナディアンズ戦は初めてなのである。対メープルリーフスは、前にも書いたように何度か経験しているが、対カナディアンズはどんなもんか、やっぱり会場は真っ二つに分かれるのか、ちょっとワクワクしながら、GMプレイスに乗り込んだ。

いつものように、試合前のウォーミング・アップを見学すると、おお!モギルニーがいるではないか!! うれしい〜〜〜!! 6週間・17ゲームぶりの復活である。

カナディアンズで私がよく知っているのは、長野オリンピックの時、ポール・カリヤに代わって急遽 代表入りし、後から日本に駆けつけたマーク・レッキと、やはりフィンランド代表で長野に出ているサク・コイブである(一部の人は、彼を“サクちゃん”と呼ぶらしいが、私の大学時代のクラブの同期に桜井クンという人気者がいて、ニックネームが“サクちゃん”だったので、この呼び方を聞くと彼を思い出してしまう)。二人とも、実物は案外小柄なのでびっくり。178cmだそうだ。
カナックスでは、No.8ドナルド・ブラッシャーが、96年バンクーバーに来る前に、2シーズンと少しモントリオールに在籍していた。ちょっとイメージが合わないけど。No.23マレー・バロンも、一昨年、1シーズン未満だが、カナディアンズにいたことがある。

今日のライン
フォワード:
メイ/メシエ/モギルニー
ナスランド/ヨーク/マッカルト
ブラッシャー/スカッチャード/クラット
マカリスター/ゼゼル/ステイオス

ディフェンス:
オーランド/バロン
ヘディカン/ストラドウィック
マッケイブ/オーコイン

モギルニーが復帰したことで、ルーキーのマット・クークがラインからはずれている。 今日のゴーリーはNo.31コーリー・ハーシュだ。

さすがに今日は大入り満員である。
会場を見る限りでは、カナディアンズのジャージがそれほど多いとは思えない。赤が多かったのは、むしろレッドウイングス戦である。メープルリーフスの時ほど、熱狂的なファンはいないのかな?と思っていたが、始まってみたらトンでもなかった。いやあスゴイ応援である。やってくれるね、バンクーバーのカナディアンズ・ファンは。なんだかうれしくなってしまった。もちろん、私はカナックスを応援しているんだけど。

ゲーム前にアナウンスされるトップラインの紹介で、No.89アレクサンダー・モギルニーの名が呼ばれると、拍手と歓声が一段と大きくなる。みんなこの日を待っていたのだ。メシエとのコンビ復活! 今日のゲームでは、こちらが心配になるくらい、シフトが多かった。

第1ピリオドが始まると、どよめきの凄さに驚いた。ちょっとしたことでも、GMプレイスが揺れるくらい、会場中がどよめく。
このピリオドでは両チームとも得点がなかったが、ハイライトは残り20秒、カナディアンズのマーティン・ルシンスキーによるペナルティー・ショットだ。受けてたつハーシュは、先発でゲームに出るのは11月7日以来、ほぼ2ヵ月ぶりだ。ルシンスキーがスタートした時、ハーシュが前に出ていったので、あーっだめかなーっと思ったが、相手の滑りに合わせて後退してきたハーシュは、見事にパックをはじいたのであった。ガッツポーズをするハーシュ。駆け寄ったチームメイトから、グローブで祝福を受ける。

1ピリで気付いたカナディアンズの応援スタイル。カナックス・ファンはご存じのように「Go Canucks Go !!」と言い、メープルリーフス・ファンは「Go Leafs Go !!」と言う。で、カナディアンズ・ファンも「Go ◯◯ Go !!」と言っているのだが、この◯◯の部分がどうしても聞き取れない。「Go Canadians Go !!」ではあまりにも字余りだし、リズムはカナックスのとまったく同じなのだ。
これ、今日の新聞を見て分かったのだが、「Go Habs Go !!」と言っているのだった。Habs はカナディアンズのニックネームなのだそうだ(由来は知らないけど)。
どちらかのファンから「Go ◯◯ Go !!」が始まると、両ファンの大合唱になるのは、メープルリーフス戦の場合と同じ。ゲーム中のファイトがほとんどないのも、メープルリーフス戦と同じである。カナダの名門チームに、敬意を表しているのだろうか?

第2ピリオド前半で、今度はNo.22ピーター・ゼゼルがケガ。彼はチェックを受けてフェンス際に倒れたまま、動けない。しばらくして、やっと上体を起こし、フェンスにつかまりながら立ち上がるが、かなり痛そうだ。駆けつけたトレーナーとチームメイトに支えられて、ベンチに向かう。この時、側にいたモギルニーが、トレーナーに何か言って交替し、ゼゼルに肩を貸した。そう、こういう時は、両サイドにプレーヤーがきて、スケートで滑っていったほうがラクなのだ。モギルニーのさりげない心づかいに、ちょっと感動。
ゼゼルは左脚をケガしたようだが、ケガの程度や次のゲームに出られるかどうかは、まだ分からない。

中盤、1ピリでペナルティー・ショットをミスしたルシンスキーが、今度は成功。フェイントをかけ、倒れたハーシュの上から、見事にパックをネット内に放り込んだ。0-1。
この後、No.17ビル・マッカルトのシュートが決まるが、クリース内にNo.9ブラッド・メイがいたため、無効になった。残念。

第3ピリオド、前半でカナディアンズに1点とられ、0-2とピンチ。チャンスはあるものの、なかなか得点に結び付かない。
残り3分44秒、ゴーリーをガース・スノウに交替。ところが、1ショット1セーブ後、わずか27秒で再びハーシュに交替。何のための交替だったのか、ハーシュに指令を与えているようでもなく、緊急事態だったようでもなく、休ませるにしてはあまりにも時間が短すぎるし、観客たちは???という感じだった。
残り2分で、リバウンドを何度も防ぐすごいシーンがある。今日のハーシュは本当によく健闘している。

残り2分をきって、カナックスのパワープレー。ハーシュはベンチにさがって、6:4で戦う。ここで、No.6エイドリアン・オーコインが、ブルーライン近くからのロングショットを決め、カナックス待望の1点をあげる!! アシストはモギルニーとマッカルト。モギルニー、復帰第一戦目で1ポイントである。この時点で、カナディアンズのゴーリー、ジェフ・ハケットのシャットアウトはなくなった。オーコインは今季11ゴール目。このうち、8ゴールはパワープレーで得点している。彼のシュートのスピードと強さがカナックス1なのは、先月のスーパー・スキルズで証明されている。

残り37秒、まったく同じ状況で、再びオーコインがシュート。誰もが決まったと思った。キャスターですら、一度は「ゴール!」と叫んでいた。ところが、パックは、ハケットがタッチしたあと後ろにもれ、ポールの内側に当たり、跳ね返っていたのだ。あまりにもパックのスピードが早過ぎて、誰もがネット内に入ってリバウンドしたと思ってしまったのである。当然、ビデオ審に電話。待っている間は「Go Canucks Go !!」の大合唱。しかし、ビデオ・リプレイで、パックがゴールライン内には入っていないことが分かり、幻のゴールに終わった。あと数ミリ内側にずれていたら…、という惜しいショットだった。
結局、1-2のままゲーム終了。負けてしまったが、まずまずの健闘ぶりだった。

カナックスは、あさってからロード2戦。相手はセントルイスとダラスだ。

3スターズ:
1、ジェフ・ハケット(カナディアンズ)
2、マーティン・ルシンスキー(カナディアンズ)
3、コーリー・ハーシュ(カナックス)

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