9月19日(土)

●ああ、最終日

キャンプ最終日。今日はレッド、ホワイト、ブルーのチーム分けではなく、ほぼフルレギュラーメンバーによる対抗試合である。ギャラリーもいつもより多く、私たちも早めに行って入口に並んだ。
リンクに出てきた選手たち、試合前のウォーミング・アップを始める。するとスカッチーが、いちばん前にいた子供たちに、パックをあげている。彼は子供にとってもやさしくて、GMプレイスでもよくパックをあげているのだ。一度は、相手が女の子だったので、放り投げずに、わざわざベンチにいたトレーナーに言って、渡してもらっていた。
実はキャンプを見に行ってて顔を覚えられたのか、その直後のプレシーズン・ゲームでウォーミング・アップを見ている時、私もスカッチーからパックをもらったことがある。周りに人がいなくて、ガラスの向こうから投げてくれたのだ。子供に見られたのかなぁ!?

この試合中にハプニングがあった。バーツッジが口の中をケガして病院に運ばれたのである。あとで選手が話しているのを聞いたら、レントゲンまでとったらしいが、プレシーズンゲームを2〜3休んだだけで事なきを得た。思えば、この時からケガづいているバーツッジであった。

試合が終わると選手たちはすぐ引き上げていった。最後にスカッチーは、最前列に座っていたファースト・ネイションズ(先住民)の家族の男の子に、なんとスティックをあげていた。なんだかいいヤツである。男の子は本当にうれしそうで、帰るときもずっと大事そうにスティックを抱えていた。

建物の裏に行ってみると、もうそれぞれの車に乗って、帰ろうとしているところだった。この時が午後1時くらい。バンクーバーまで2時間。家に帰って、荷物を入れ替え、4時頃には空港に行かなければならない。明日のプレシーズンゲームの対戦地であるバッファローに向けて、飛行機が発つのが4時45分である。なんというスケジュールだろう。キーナンがつくったのだろうか?

私たちもバスでホテルに戻り、チェックアウトして、すぐにバンクーバー行きのバスに乗った。これを逃すと、次のバスは2時間後だ。
山を下りながら、この6日間を振り返った。実はここに書けない事件もいろいろあって、目まぐるしい日々だったのであるが、カナックスに関してはもう充分満足のいくキャンプだった。

キャンプで面白いのは、選手たちの意外な素顔が見られることと、交友関係が分かること、そして写真と実物の違いや、ジャージでは分からない身体的特徴が分かることである。たとえば、コーリー・ハーシュはゴーリーにしては小柄で細身、頭がとても小さく、他の選手の頭が普通の電球くらいとすると、彼は豆電球くらいしかない。それから、前にも書いたがモギルニーは案外足が短いとか、バーツッジは背が高いけど顔も長いので6頭身くらいしかないとか、並んでいるところを見たらオーランドの顔もバーツッジと同じくらい長かったとか…(顔のインパクトの違いで、オーランドのほうが小さそうに見える)。

思い出し笑いと感傷にひたっている間に、バスはどんどん山を下りて行く。楽しかったウィスラーがどんどん遠くなる・・・
バイバイ、ウィスラー。いつかまた来るからね・・・

もう少し continue...

カナックス・キャンプ日記の扉ページへ


ホームページへ 本誌の記事、写真、イラストなどの無断転載を禁じます。