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1月22日(土)
ウィークス、トレードの仰天理由

1月15日の「The Vancouver Sun」紙のスポーツ・セクションに、デカデカとこのようなタイトルが載った。
「なぜ、ウィークスはトレードされたか?」

これは同紙の専属スポーツ・ライター、Gary Masonが書いたいわゆる暴露記事である。この記事のことを教えてくれたバンクーバー在住読者のKaoruさんが、要点を翻訳してくださったので、ご紹介しよう。

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『なぜ、ウィークスはトレードされたか?』(「The Vancouver Sun」より)
----疑惑の膝の怪我・強盗の一件が、ゴーリーをカナックスから追いやった----

それは、コーチ、マーク・クロフォードが聞きたくなかったニュースだった。
チームトレーナーのマイク・バーンスタインは、ゴーリー、ケヴィン・ウィークスの右膝レントゲン写真を手渡した。ウィークスは、5日前のフェニックス戦で、膝に「強い痛み」を感じ、試合から退いていた。

ウィークスが怪我をしたプレイは、ビデオでは明らかに、問題なかった。検査では、膝の損傷の外部的兆候はなかった。彼は、たやすく歩くこともできた。では、なぜウィークスは、痛みが少ないにもかかわらず、プレイしなかったのか?

そのゲームでチームは素晴らしいスタートを切っていた。ウィークスの働きもよかった。
クロフォードは、その素晴らしいスタートが、ゴーリーの少々の不快感によるプレイ拒否によって、危険にさらされることを当然望んではいなかった。

しかし、ウィークスは主張した。「膝がどこかおかしい」と。

11月3日朝、カナックスの練習後、バーンスタインは、ウィークスの膝の検査結果をクロフォード見せたのだった。その高性能のレントゲン技術でも、膝への損傷は全く見られなかった。

検査結果によって、クロフォードは疑いを強めた。エイトリンクスの選手ラウンジで、クロフォードはウィークスを汚い言葉でののしり、ウィークスの人格、チームメイトへの発言を問い詰めた。チームの誰もが、その一方的なやり合いを耳にしていた。
ぞっとする状況だった。

非難攻撃は、終わった。
ウィークスは、チームメイトがいるトレーナールームをうろついていた。数分後クロフォードが入ってきた。
「こっちへ来いケヴィン、第2ラウンドだ。」
ウィークスはラウンジに呼び出され、コーチはまた厳しく叱責した。  

  *   *   *

12月9日、カナックスがアイランダーズのゴーリー、フェリックス・ポトヴァンとのトレードを発表した時、ウィークスがその中に含まれると予想した人は、ほとんどいなかった。何と言っても、ウィークスはパベル・ブレトレードの鍵であったからだ。
では、なぜカナックスはウィークスを見放したのだろうか?  

第一に、マネジメント側は、スノウ、ウィークスのどちらも、カナックスのプレーオフを実現可能にするゴーリーだとは思っていなかった。一方、ポトヴァンは、かつてのNHLエリート・ゴーリーとしての勇姿を取り戻すことができると、信じれられていた。
もし、ポトヴァンがバンクーバーに来るなら、ゴーリーのどちらかが代わりに出て行かなければならない。年齢、給与の点で、明らかにスノウがその選択だったが、同時にマネジメント側は、スノウが選手の間ではたいへん人気があることも知っていた。

実は、膝の怪我以前でさえ、カナックス首脳陣は、ウィークスの発言に疑問を抱いていた。それは、彼がひどいコンディションで現れた、トレーニング・キャンプにさかのぼる。

外見上、ウィークスは、よい印象を与えたが、その内側は楽観できるものではなかった。フィットネス・テストでは2番目に悪い成績だったのだ。彼より悪かったのは、ディフェンスマンのダグ・ボジャーだけだった。
(この時点で、ウィークスはまだNHLでの勝利がない)

けれども、ウィークスがシーズン開始のゴールをよく守ったことで、それはすぐに忘れられた。彼はプレッシャーにもよく応えた。

そして、膝の怪我である。コーチ陣・マネジメント双方、ウィークスが膝の痛みでプレイを拒否した時、彼への信用をなくした。特に検査結果を見た後は…。

最後は、起こるべくして起こった。12月2日、ホームでのエドモントン・オイラーズ戦の夜だった。
ウィークスは、バックアップとしてベンチに入るはずだった。しかし、試合時間が近づいても、ケヴィン・ウィークスはどこにも見当たらない。
試合前のウォーミング・アップが始まる5分前、やっとウィークスが現れた。およそ信じがたい話とともに…。
ウィークスは、盗難にあったと語っているのだ。彼の話は、以下の通りである。

試合に行く途中、彼はダウンタウンのドライクリーニング店に立ち寄った。その時、男が近づいてきて尋ねた。
「ケヴィン・ウィークスか?」
「ああ」
「俺についてこい。」
ウィークスは自分の車に乗り、男についていった。
男はウィークスの持っていた金を要求し、彼は数百ドルを渡した。
この話の流れに、銃は含まれていない。

これが、ウィークスの言う、彼が試合に遅れた理由だ。
なぜ、自分の車で、男についていったのか?
なぜ、警察まで運転して行かなかったのか?
なぜ、携帯電話で警察を呼ばなかったのか?

チームの大多数は、ウィークスがただ寝過ごしたために遅れたと思っている。それを認める代わりに、大袈裟な強盗の話をでっち上げたのだ、と。
しかしブライアン・バーク、マーク・クロフォードにとっては、またもやウィークスの人格の欠如を知らしめる話だった。彼らは、ウィークスの話が、チームのメンバーにどう取られるかを、気にしていた。
チームは、ウィークスを信頼しなくなるだろうか?
ウィークスの前で、よい働きをするだろうか?

実際のところ、ウィークスの話を本気で気にしている者はほとんどいなかった。
「彼がパックを止める限り・・・」、ある選手は言った。
「それが僕たちが最も関心あることだよ。」
しかし、遅すぎた。
3週間もしないうちに、ウィークスはもはやカナックではなくなっていた。

   *  *  *

ウィークスは未だによく分からない。
なぜ、どうして、バンクーバーではすべて悪い方に向かっていったのか…。

ウィークスは言った。夏の間、太腿のつけねを傷めていたため、キャンプに備えてランニングやバイクのエクササイズができなかった。だから、貧弱な体で現れたのだ、と。
膝の怪我については、NYでおこなった検査で、傷が2箇所見つかったと、彼は言った。それはバンクーバーのスタッフが見つけられなかったものだった。シーズン後、膝をよく検査しなければならないが、NYではプレイを続けると彼は言っている。
プレイしたくない理由はどこにも無い、なぜなら彼がネットを守っている間に稼いだポイントで、ボーナスを貰えるからだ。

強盗に関しては、ウィークスはこう言うばかりだ。
「もちろん、本当に起こったんだ・・・どれだけの人が、強盗に襲われた話をでっち上げると思うんだい?」
もし、マネジメント側がウィークスの話を信じなかったために、トレードに出したとしたら、「ばかげている」と、彼は言った。

ブライアン・バークはこの件に関するコメントを避けた。
「我々は、どういう理由で選手をトレードするかは、コメントしないことにしている」と、バークは言った。
「私は今でも、ウィークスがいいゴーリーになると、思っているよ。」

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なんだか唸ってしまうような話である。
最後のバークの言葉を聞くと、ウィークスのトレードは、まるですべてクロフォードの意志によって決定されたような印象を与えるが、トレードの最終決定権はGMである。少なくとも、彼も同意してこのトレードが行なわれたわけで、こういう物言いはいかがなものか。

後日、「SLAM! Hockey」のサイトで、昨年のマイク・キーナンの突然の解雇についての暴露記事も、「The Vancouver Sun」の同じライターが書いていることが指摘されており、いずれもバークの立場を正当化するような内容だとあった。何やらうさん臭い感じがするではないか。

それにしても、ウィークス。ああ、なんだかガッカリ。

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