1月17日(月)
対トロント・メープルリーフス 4-5 OT
ここで負けるか!?カナックス
今日のライン
フォワード:
バーツッジ/メシエ/ナスランド
ブラッシャー/チュバロフ/クーク
シェーファー/カッセルズ/シャリフィジャノフ
メイ/ヨーク/クラット
ディフェンス:
オーランド/ハウグッド
オーコイン/バロン
ストラドウィック/コマーニスキー
ゴーリー:ポトヴァン
今日は、No.9ブラッド・メイがケガから復帰。また、ルーキーのNo.24マット・クークとNo.5ゼニス・コマーニスキーがライン入りしている。No.89アレクサンダー・モギルニーはケガ。No.18スティーブ・カリヤの再びヘルシー・スクラッチはちょっとショックである。
ゲームはカナックスが追い上げる形で、非常にいい展開だったのに、あ〜、最後の5秒で負けるかなあ、まったく。私はガックリ肩を落としてしまった。
1ピリではメープルリーフスが得点し、0-1。
2ピリで、まずNo.8ドナルド・ブラッシャー(アシスト:No.アーテム・チュバロフ、No.24マット・クーク)が1ゴールするが、その後、メープルリーフスに2点入れられ、1-3に。
最も盛り上がったのが第3ピリオドだ。最初にゴールしたのはメープルリーフス。もう中盤近かったので、ここで1-4と3点差になってしまっては、相手がトロントだけに、タイにするのも難しいかもしれない、と私を含め誰もが考えただろう。
ところが、1分もたたないうちにカナックスが1ゴール。No.6エイドリアン・オーコインのロング・ショットを避けようとしたNo.11マーク・メシエがジャンプしたのだが、彼のスティックにパックが触れていたのか、このゴールはメシエのものとなった。これで2-4だ。
ここでも観客は大騒ぎだったのだが、もっと盛り上がったのが、その5分後だった。ゴーリーのNo.29フェリックス・ポトヴァンからNo.2マティアス・オーランドにパックが渡り、それを運んでNo.44トッド・バーツッジにパス。バーツッジがカーティス・ジョセフの肩先に飛び込むシュートを決めて、3-4としたのである。GMプレイスは騒然! 会場のどよめきが振動となって、テレビから伝わってくるほどだ。
しかし、驚くべきはこの後だった。歓声も興奮も熱気も冷めやらない15秒後、なんとまたバーツッジがゴールしたのだ。一瞬、テレビの映像はビデオのリプレイかと思ったほどである。アシストもオーランドだ。しかし、ゴールしたフォームが違う。選手たちの喜び方も違う。よくよくアナウンスを聞いてみると、バーツッジが4点目を入れたところだったのだ。あっという間に、4-4の同点になってしまった。
カナックスで、一人のプレーヤーが続けて2点入れた最短記録は、1974年にGerry O'Flaherty という選手がつくった9秒だそうだ。バーツッジの15秒が何位になるのか分からないが、いずれにしても快挙! カナックスはこの盛り上がりのまま、オーバータイムに突入した。
この勢いでいけば、勝てるかもしれない。攻撃の手をゆるめてはいけない。
オーバータイムは予想通り、ものすごく早い展開となった。悪くてもタイでとどまって欲しいという気持ち。時間がたつのがもどかしい。
GMプレイスは、“Go Canucks Go !! ”と“Go Leafs Go !! ”の大合唱で、アナウンサーの声すら聞こえないほどである。
残り1分30秒ほどになった時、嫌な予感が胸を走った。カナックスの動きが遅くなった。明らかに時間稼ぎをしているのだ。こんなに力とスピードが拮抗している試合では、攻撃し続けることが最大の防御となる。攻撃の手をゆるめるということは、相手に付け入るスキを与えることになるのに・・・。
なんとか頑張ってくれ〜!と、文字通り、手に汗を握って見入っていたが、嫌な予感は的中してしまい、なんと残り5秒のところで、痛恨のOTゴールを入れられてしまった。あ〜あ・・・
会場からは、歓声ともため息ともとれぬ声が・・・。リーフス・ファンはもちろん大喜びである。カナックス・ファンは・・・それでも3ピリの頑張りに喜んでいたらしい。翌日の「The Vancouver Sun」紙の評価は★★★★★だそうである。
なんだ、怒りまくっていたのは私だけか?
私は心底、怒っていた。これは勝てていたゲームである。少なくともタイにとどめられた試合だった。こういう時には、なんとしても勝っておかなければならない。今シーズンからのOTルールでは、OTでタイでも負けても1ポイントは取れるのだが、今のカナックスは、とにかく「負け」を減らさなければ・・・。その気迫が、今日の彼らにはなかった。いや、途中まではあったが、最後まで続かなかった。今のカナックスにいちばん足りないのは、スキルでもいいプレーヤーでもなく、この「気迫」かもしれない。
3スターズ:
1、トッド・バーツッジ(カナックス)
2、マッツ・サンディーン(メープルリーフス)
3、スティーブ・トーマス(メープルリーフス)
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