Canucks Fan: Game Results

2月23日(水)
マイティダックス・オブ・アナハイム 4-4

スティーブ・カリヤ、カムバック!

マクソーリー事件に関して、NHLから正式な処分の発表があり、またブラッシャーも最悪の事態はまぬがれて、カナックスにはどことなく安心した空気がただよっていた。
この件でブラッシャーは最低2〜3週間欠場、同じ日に左親指を脱臼したバーツッジも今日は出られないので、急遽、シラキュースからスティーブ・カリヤが呼び戻された。しかし、ポールのほうがケガで今日は欠場。2度目の兄弟対決は、見送りとなった。

ゲームのほうは早い展開で、1・2ピリオドに得点が集中した。
第1ピリオドが始まって40秒で、張り切りすぎたのかカリヤがフッキングのペナルティー。そのパワープレーで、マイティダックスに1ゴール入れられる。続けて中盤のマイティダックスのパワープレーでも、また1点追加され、0-2に。
だがその3分後、今度はカナックスのパワープレーで、No.11マーク・メシエが、No.2マティアス・オーランドのリバウンドをきれいにネットに入れて1点。そのすぐ後に、No.14ダービィ・ヘンドリクソンがNo.24マット・クークのアシストで1ゴール決めて、2-2の同点になり、ゲームを振りだしに戻した。

第2ピリオドでは、最初にNo.19マーカス・ナスランドが今期19ゴール目をあげる。アシストはメシエとジョバノフスキー。ナスランドは、昨シーズンのキャリアハイ36ゴールを超えられるだろうか? レギュラーシーズンは残り22ゲームである。

その後、またパワープレーで1点とられたが、中盤にクークが1ゴールしてリードを取り返している。アシストはヘンドリクソンとメイ。1ピリのゴールもこのラインによるものだ。クークはアゴの骨折から復帰して間もないので、すごいプロテクターがついたヘルメットをしており、なんだか痛々しく見えるが、本人は元気いっぱいだ。
ここで4-3とリードしたのに、この後また1点取られて同点に。3ピリ以降は両チームとも無得点で、4-4のタイでゲームを終了した。

現在、カナックスのケガ人はこれだけいる。
エイドリアン・オーコイン(指)、クリス・ジョセフ(足の付け根)、アーテム・チュバロフ(腰)、バディム・シャリフィジャノフ(腰)、ピーター・シェーファー(膝)、アレクサンダー・モギルニー(肩)、ドナルド・ブラッシャー(脳震盪)、トッド・バーツッジ(親指)。
得点力を欠いている今、モギルニーの1日も早い回復が望まれる。

今日のインターミッションでは、マクソーリー事件について、ポール・カリヤへのインタビューが流れた。
スーツ姿のカリヤを初めて見た。また、いつもカメラの前ではにこにこしているのに、終始神妙な顔の彼も初めてだった。唯一、わずかに微笑んだのは、インタビューが終わって、キャスターに"Thank you"と言った瞬間だけだった。
カリヤは、マクソーリー事件の映像は見ていないが、その瞬間の写真を見ており、また、前もって計画された最悪の事件だと人から聞いているそうだ。
「このような出来事は許しがたく、そういうタイプのプレーヤーがリーグからいなくなるまで、NHLは厳しい処分でのぞむべきだ。どのような事件でも、とりわけ頭に危害を及ぼした場合は、厳しく罰せられるべきだと思う」
この言葉から、カリヤの悔しさがどれほど深かったかが感じられる。
また「このようなことは、ホッケーそのものを後退させる」とも語っている。

ご存じのように、1998年2月、彼は当時シカゴ・ブラックホークスだったゲーリー・スーターから、極めて悪質なクロス・チェッキングを受け、その後、シーズンが終わるまでの28ゲームに出られなかっただけでなく、日本のファンの誰もが楽しみにしていた長野オリンピック出場も果たせなかったのである。しかしスーターに申し渡されたのは、わずか4試合の出場停止だけ。なぜなら、当初、カリヤの脳震盪は1週間程度で回復するだろうと診断されていたからだ。
前にも書いたように、脳震盪で恐いのは後遺症である。カリヤが悩まされたのも、脳震盪後症候群だった。ブラッシャーも今、その不安を胸に抱えているに違いない。こればっかりは、どう出てくるか誰にも分からないのである。
カリヤの言葉通り、今後再びこのようなことが起こらないよう、NHLはこういった事件に対しては、常に厳しい態度でのぞんで欲しいと私も思う。

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