Canucks Fan: Game Results

3月4日(土)
ニュージャージー・デビルス 4-2

あれっ、デビルスに勝ってる?

外出から帰って、テレビをつけた私は、思わずこうつぶやいてしまった。第3ピリオドがあと数分で終わろうとしているところで、カナックスはなんと4-2のリードだ。よほどのことがない限り、この点差でこの残り時間では、逆転されることはないだろう。
ニュージャージーは今、リーグで2位のチーム。カナックス、うれしい異変である。

メンバーを見ると、No.72ピーター・シェーファーとNo.17バディン・シャリフィジャノフが復帰している。今日のゴーリーは、No.30ガース・スノウだ。
ゲームは、ラスト2分を残し、早くもデビルスの6人攻撃となったが、カナックスは難無く守りきり、会心の勝利となった。

あとで内容を見てみたら、No.89アレクサンダー・モギルニーとNo.8ブラッド・メイが大活躍だったらしい。
カナックスは第1ピリオドで、既に3ゴール決めている。最初はメイのゴールで、アシストはNo.24マット・クークとNo.15ハロルド・ドルーケン。2点目はNo.25アンドリュー・カッセルズ、アシストはモギルニーとNo.44トッド・バーツッジ。3点目は、またもやメイ、アシストはモギルニーとカッセルズ。

メイは今シーズン中盤、たびたびヘルシー・スクラッチになっており、一時は「そろそろトレードあぶないかなぁ…」と思われていた。しかし、このところのケガ人続出で、ゲームに出られるチャンスが増え、ゴールも増えていたのである。
1試合で2ゴールは、彼のキャリアで6回目、98年4月以来だそうだ。

第2ピリオドでは、後半でデビルスに点を取られるが、その後、モギルニーがパワープレーで1ゴール決めている。アシストはNo.11マーク・メシエとバーツッジ。モギルニーはこれで今季17ゴール目。No.19マーカス・ナスランドの19ゴールに追い付きそうな勢いだ。

この後、第3ピリオドでまたデビルスに1ゴールされるが、4-2でカナックスの勝利。ショット・オン・ゴール数は、両チームとも30だった。
カナックスはこれで、オールスター・ブレイク以来、7勝3敗2引き分け。過去5回のホームゲームでは4勝1敗と、久々に好調である。

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ところで、悲しいお知らせが一つ。
カナックス観客席の名物おじさん、自称「スーパーファン」でみんなから親しまれてきたCecil Wilsonさんが、2月13日に脳卒中のため、入院先の病院で亡くなられた。76歳だった。

Wilsonさんの姿は、いつもGMプレイスのカナックスのベンチ裏、セクション117、7列目101番の席に見られた。一人で観戦していたそうである。カナックスのジャージを着て、お手製の飾りや応援グッズを携えて、カナックスが得点した時には、必ず立ち上がって踊るように拍手を贈っていた。
Wilsonさんは決して裕福な方ではなかったが、なんとカナックスのファースト・シーズンからの、シーズンチケット保持者だったそうだ。その最初のゲームのチケットは、いつもお財布に入れられ、Wilsonさんが亡くなるまで、肌身離さず持ち歩かれていた。

カナックスの前ホームリンクであるパシフィック・コロシアムでも、既にファンの間では有名人で、93-94スタンレーカップ・ファイナルの模様を収録した記念ビデオには、Wilsonさんの姿も映っている。
彼の死は、3月4日の「The Vancouver Sun」紙の一面で大きく報じられていたことからも、その有名人ぶりが分かるだろう。

カナックスのことが本当に好きで、ゲームにはいつも2時間前から来ていたそうである。97シーズンだったか、会場に早く行き過ぎてしまった私たちは、仕方なく外で待っていると、このスーパーファンおじさんに話しかけられた。「僕はカナックスのスーパーファンなんだよ」程度の会話だったが、私たちは、手作りの物をじゃらじゃら下げたおじさんの姿に、あっけにとられたものだ。でも、ビデオに出ていた人だということは、すぐ分かった。

カナックスは、Wilsonさんにお見舞のカードを送る予定でいたが、それは間に合わなかった。また彼のお葬式には、80人以上もの人々が参列したが、カナックス・サイドからは一人の出席もなかったそうだ。
ただ、2月21日のボストン戦の時に、GMプレイス中央の電光掲示板に、このようなメッセージが映し出された。
「カナックスは、偉大なファンの一人を失った。彼らの“スーパーファン”を失ったのだ。先週末、Cecil Wilsonさんが亡くなられた。私たちは、あなたがいないのを寂しく思う」

もうGMプレイスにスーパーファンの姿が見られないのは、本当に寂しい。
心よりご冥福をお祈りいたします。

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