Canucks Fan: Game Results

3月24日(金)
マイティダックス・オブ・アナハイム 8-1

勝った〜〜〜〜〜っっっ!!!

今日のライン
フォワード:
 バートゥッジ/カッセルズ/モリソン
 ナスランド/メシエ/クラット
 メイ/ヘンドリクソン/ペダーソン
 シェーファー/ドルーケン/クーク

ディフェンス:
 オーランド/バロン
 オーコイン/ジョバノフスキー
 ハウグッド/ストラドウィック
ゴーリー:ポトヴァン

この点差を見ていただきたい。いやあ、いいゲームだった。18日で「今年、観戦した中でいちばんいいゲームだったかも…」と書いたが、訂正。今日がいちばん! まだまだいいゲームが続くといいんだけど。プレーオフまで。
マイティダックスは2点差でカナックスの一つ上、9位にランクしているチーム。今日のゲームは重要とあって、GMプレイスは満員御礼、最上列までぎっしりだった。

ゲーム前に一つ、感動したことがある。
アメリカ/カナダ両国の国歌斉唱の時、落ち着きなくモゾモゾフラフラしている選手が多い中で、ポール・カリヤはいつも直立不動でいると聞いていたが、実際に見たことはなかった。今日見てビックリ。GMプレイスでは、両国の国旗は、リンクの東エンド側の2つのコーナーの上方に掲げてあるのだが、なんとカリヤは、アメリカ国歌が流れている時は、ちゃんとアメリカ国旗のほうに体を向けて、じっと見上げているのである。姿勢は直立不動ではなく、両足を少し開いて自然に立っているのだが、カナダ国歌に変わると、今度は体をカナダ国旗のほうに向け、やはりじっと見上げている。そして、国歌が完全に歌い終わるまで、決して動かないし、見上げている顔も動かさない。ほとんどの選手が、歌い終わる前に滑り出してしまうというのに・・・。

私は何だかいたく感動してしまった。ナショナリズムとかではなくて、自分と相手の国の国旗・国歌に敬意を表する態度。カリヤはカナダ人だけど、もし日本国籍をもって日本でプレーしていたとしても、たぶん同じようにしていただろう。それを思うと、今の日本の現状は何だか悲しい。日本人って、本来はこのように礼儀正しくきちんとした国民性だったのに(それが日本人の素晴しい特性だったのに)、今はそれがだんだん薄れつつあるようだ。海外に移民した一世やその次世代の二世・三世の人ほど、そういったものを大事に受け継いでいるような気がする。カリヤのこういうところは、きっとお父さんの躾なんだろう。いや、おばあちゃんかな。
ノース・バンクーバーにいるおばあちゃんは、ポールとスティーブの初の兄弟対決の時は、引き分けになってほしいと願っていたのだそうだ。その願い通り、ゲームはタイに終わった。今日はマイティダックスが負けちゃったけど、スティーブが出られなかったことを、もしかしたらおばあちゃんは喜んでいたかもしれない。

1点目・・・第1ピリオドはスロースタートながら、カナックスの動きはよく、終始攻め続けていた。大量得点の口火を切ったのは、No.72ピーター・シェーファー。前半6分で待望のゴールである。アシストはNo.55エド・ジョバノフスキーとNo.6エイドリアン・オーコインだったが、ほとんどシェーファー1人で運んできてシュートした、というゴールだった。1ピリの得点はこれだけで、誰もこの後あんなにバカスカ入るなんて、思ってもみなかった。

2点目・・・第2ピリオドが始まってわずか27秒で、カリヤに1ゴール(PP)される。アシストはセラーニである。やっぱりすごいこのライン。彼らの素晴しいプレーを見たいけど、今日ばっかりは…と複雑な思いだ。これに勢いづいたマイティダックスのほうが動きがよくなり、前半はちょっと心配な状態が続く。
後半に、この1-1の均衡状態を破ったのは、またしてもシェーファーだった。今度は、ゴール裏からグルリとまわってきて、ゴールポストとゴーリーの隙間に押し込んだ。アシストはNo.15ハロルド・ドルーケンとNo.24マット・クークというルーキー・トリオの快挙だった。

3点目・・・2点目を取った後、すぐダックスのパワープレーに。得点は2-1だから、まだまだ安心はできない。このPPほどドキドキした時間はなかった。とにかく、カリヤかセラーニにパックが渡ってしまうと、いつ同点ゴールを入れられるかと、心臓バコバコ、手には汗がじっとり。またカリヤが慎重にチャンスを伺いながらパスをまわしてるもんだから、余計にハラハラ。ペナルティー・キリングができた時には、ハァ〜と肩の力が抜けていくようだった。
3点目を入れたのは、この直後である。シェーファーからのパスが、ペナルティーボックスから出たばかりのNo.19マーカス・ナスランドにつながり、ナスランドがネット裏から、ゴール正面にいたNo.11マーク・メシエにパス。ディフェンスが2人とガードが堅かったのに、さすがメシエのシュートは、彼らの隙間をぬって、スコーンとネットに飛び込んだ。

4点目・・・その4分後、また素晴しいゴールが決まった。ドルーケンのパスを受けて、No.4グレッグ・ハウグッドがパックを運び、2on1で滑ってきたクークにパス。クークは会心のゴールを決めてガッツポーズ! このゴールは、そのあとのBCTVニュースで今日のベストゴールに選ばれていた。

5点目・・・2ピリはこれで終わりかなと思ったら、まだゴールが続いた。残り42秒でNo.25アンドリュー・カッセルズが正面からゴール。アシストはNo.7ブレンダン・モリソンとNo.44トッド・バートゥッジ。マイティダックスは、ここでゴーリー交替。カッセルズは相変わらず地道ながらいい働きをしている。今シーズンの「Unsung Hero(詩歌に歌われることのなかった英雄)」(カナックスが選ぶ賞の一つ)には、カッセルズが私のイチ押しである。
5-1と引き離し、大拍手の中で2ピリ終了。

6点目・・・ここまで点差が開けば少し安心と思ったが、まだまだ入った。第3ピリオド4分、カリヤにパックをとられ、カナックス・ゾーンに運ばれた後、なんとカナックスの誰かがカリヤのパスをカットし、ブレイクアウェイしたのである。サイド寄りをぶっちぎりでこちらに向かってくるこの選手、私からは正面しか見えなかったので(遠くて顔が分からず、No.も見えないから)誰だか分からなかったのだが、やはり逸早くセンター寄りに突進してきたナスランドにネット前でパスを送り、ナスランドが見事にシュートを決めた。後で確認したら、このアシストはなんとNo.26トレント・クラットだった。これは、私が選んだ今日のベストゴール。

7点目・・・またまた大量6点だ〜と思っていたら、今日は記録更新。残り3分で、今度はバートゥッジがゴール。このシュートは一度止められたが、ゴーリーの体からパックがもれて、ころころと転がるようにゴールラインを超えていった。アシストはカッセルズとNo.2マティアス・オーランド。そうそう、デビルスからトレードで来たモリソンは「オーランドとピーター・フォスバーグを足して2で割ったような顔」と書いたが、バイザー付きのヘルメットをかぶっていると、オーランドそっくりである。ブライアン・ベラードの事故以来、バイザー付きにするプレーヤーが増えているような気がする。

8点目・・・とどめのゴールもバートゥッジだった。残り1分3秒のパワープレーで、それほど強くもなかったバートゥッジのショットは、スーッとネットに入ってしまった。大口をあけて喜ぶバートゥッジ。アシストはモリソンとシェーファー。

この後、ちょっとしたハプニング。客席から、なんとスタンレーカップが投げ込まれたのである!? もちろん作り物なんだけど、大きさといい形といい、実によくできている。プレー中だったので、スタンレーカップがリンクの隅に横たわったまま、ゲームは続行。中断になった時に、初めてラインズマンに拾い上げられ、ペナルティーボックスに収められた。プレーオフに片手が届きそうなところだけに、観客は異様に盛り上がってしまい、やんやの大喝采だった。
私は8回も立ち上がって騒げたので、大満足のゲームだった。あー、ノドが痛い。

3スターズ:
1、ピーター・シェーファー(カナックス)
2、マット・クーク(カナックス)
3、ハロルド・ドルーケン(カナックス)

ご覧のように、3スターズはルーキー・トリオで占められた。ゲーム後のインタビューでは、ナスランドも「今日は若いプレーヤーたちがすごかった。本当に感動した」と絶賛していた。

さて、これでカナックスは2ポイント稼ぎ、76ポイントでアナハイムと同点9位ながら、残りのゲームが1試合多いため、ダックスより上にランクされている。
シャークスは今日コヨーテスに勝ったので、順位が入れ変わり、シャークス80ポイントで6位(オイラーズもタイ)、コヨーテス79ポイントで8位。カナックスとの差は3ポイントだ。
カナックス、明日はアウェイでオイラーズ戦。これも負けられない。正念場はまだまだ続く。

PS.今日、モギルニーがデビルスでのファースト・ゴールを決めている。

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