Canucks Fan: Game Results

12月12日(日)
コロラド・アバランチ 2-3 OT

久々の観戦記

今日は久しぶりに観戦に行ってきた。前回が11月5日のパンサーズ戦だから、もう1カ月以上、GMプレイスに足を運んでいないことになる。しかも、最近はゆっくりテレビ観戦をする時間すらなかったので、今日は落ち着いてゲームに専念できるからうれしい。

例によって、ウォーミング・アップから見に行った。出てきたカナックスの選手たちを見ると、おいおい新人クンばかりじゃないか!? またシラキュース・クランチから新しい選手が加わっている。これじゃあ「カナックス・クランチ」と陰口を言われてもしょうがない。
ざっと数えたところ、ウィークスも入れるとルーキーが8人。現在、ケガで出られない主力選手は、メシエ、モギルニー、オーランド、ホールデン、オーコイン、メイ、ヨークだから、シラキュースから大勢来るのも仕方ないかもしれない。向こう側で練習しているアバランチを見て、「う〜ん、今日も負けそうだぞ〜」と思ってしまった。

ウォーミング・アップ中に、滑ってくる選手がみーんな、私から2メートルくらい左側をじーっと見ていくので(私はベンチ横の最前列に座っていた)「何だろう?」と思ったら、女の子2人がボードを持って、選手たちに見せていたのである。黒地に白で文字が書かれており、「Jason ・・・」とジェイソン・ストラドウィックにアピールしてたみたい。確かに、選手個人に見せたいなら、試合中よりウォーミング・アップの時のほうが、見られる可能性が高い。日本から観戦に来る方、この手はおすすめです。

ウォーミング・アップが終わって、選手が引き上げていく時、デイブ・スカッチャードがガラスの前を滑りながら、きょろきょろと客席を見回していた。「誰かを探しているのかな?」と思ったら、私の前を通り過ぎて、すぐまた戻って来た。その手には、氷のカケラがついたパックが握られていた。スカッチーは、私の左横にいた10歳くらいの少年にパックを見せて目で合図し、ポーンとガラスごしに彼に投げてくれたのだ。
なんていいヤツなんだろぉ〜! 単純な私は、こういうことにすぐ感動してしまう。
その少年は、そこに一人で座っていた。ケンカしないようにと、スカッチーは一人でいる子を探していたのかもしれない。あるいは、親から離れて、いちばん前で練習を熱心に見ていたことへのご褒美だったのかも。
少年は、何とも言えないうれしそうな顔をして、パックを持って、お父さんの元へ走っていった。

その後、自分の席に移動するため、階段を上って、出口から通路へ出ようとした時に、なんとエディさんとすれ違った(エディさんについて初めて読む方は、11月30日のニュースをどうぞ)。あわてて引き返し、彼の肩をたたいて呼び止めた。
今日は、日本からVESPAの会社の方たちが来ているとのことで、観戦にご招待したらしい。前のほうのかなりいい席に、数名の方が座っていた。
フルーリーの件は順調に進んでいるらしく、来年には渋谷の「ワールドスポーツカフェ東京」にバナー広告が出るそうだ。実はこれも、私が読者の方からいただいた情報を彼に伝え、話が進んだものなのである。プロモーションに貢献できて、なんだかうれしい。
フルーリーのマネジャーは、来年1月になったら、この件で本格的に動き出し、彼のホームページをチェックするそうなので、みなさんからのファン・メールは、ぜひ今年中に出してくださいネ! 一人何通出してもかまいませんよ。

さあ、やっとゲームである。久しぶりに、現ラインをチェックしてみた。

今日のライン
フォワード:
シェーファー/カッセルズ(A)/ナスランド(C)
リーブ/バーツッジ/ブラッシャー
カリヤ/ドルーケン/マッカルト
チュバロフ/スカッチャード/クーク

ディフェンス:
バロン/コマニスキー
ジョバノフスキー(A) /ハウグッド
ストラドウィック/ジョセフ
ゴーリー:ウィークス

第1・第2ピリオド、ゲームは一方的だった。やはりルーキーが多いせいか、パスミスが目立つ。相手のちょうどいい位置にパスを送れない、あるいは送られたパスを逃すシーンが随所に見られ、しかもアバランチの選手に簡単にパスをカットされたり、あろうことか、アバランチにナイスパスを送ってしまうシーンまであった。

先制点はもちろんアバランチ。1ピリの6分で1点入れられる。
そのすぐ後に、5on3のパワープレーとなる絶好のチャンスがめぐってきたのだが、選手たちは慎重にパスを廻し過ぎて、なかなか攻撃に出ない。客席からは「シュート!シュート!」の大合唱。だがシュートしても、思いきりの悪いシュートですぐアバランチにはじき返されてしまう。時間だけがむなしく過ぎ、せっくのチャンスを生かせず、客席から漏れるため息・・・。

「1点差ならまだ追い付ける」と誰もが思っていたが、2ピリ2分で2点目を取られた後は、観客もやや意気消沈ぎみである。
今日のGMプレイスはガラガラで、相手がアバランチという好カードなのになぜ?と思ってしまった。一つには、クリスマス前でみんな忙しいということがあると思う。こちらの人は、家族全員にプレゼントを買うし、友達の家に行くときは、やはりみんなにプレゼントを買っていくのだ。しかも今日は日曜日。大人たちはショッピングに忙しく、ゲームどころではないらしい。メシエやモギルニーなどの人気選手が出ていないのも、理由の一つだろう。

私の正面の1階席は空席だらけなのだが、なぜか2階の私たちのまわりには元気な客が多く、しかもほとんど埋っている。後ろの列のにーちゃんたちは、ひときわ声が大きいのだが、それでも2ピリ後半は静かになって、ブツクサ言う感じになってしまった。前に座っている男の子は、ビールを2杯飲んでグッスリ寝ている。そのくらい、2ピリは盛り上がりがなく、歯がゆいゲーム展開だった。

が、その連中ががぜん色めきたったのが、第3ピリオドの13秒で、ルーキーのNo.5ゼニス・コマニスキーが、NHL初ゴールを決めた時だった。なんと、彼はセンターライン近くからロングシュートを放ったのである。さすがのパトリック・ロワも、入るとは思わなかったに違いない。隙をつかれた、という感じだった。
選手たち同様、すっかり元気を取り戻した観客は大騒ぎである。特に後ろのにーちゃんたちはうるさいうるさい。始まってすぐだったので、このゴールを見逃した客も多かった。私と同列にいた日本人の女の子2人も、何か買っていたのか、騒ぎがおさまりかけた頃に戻ってきた。ホッケーは展開が速いので、インターミッションが終わったら、すぐ席について、見るほうもスタンバイしておこう。

この大歓声に押されてか、カナックスの動きが少し良くなってきた。そして、5分後に、今度は見事なパスワークが、No.4グレッグ・ハウグッド→No.19マーカス・ナスランド→No.25アンドリュー・カッセルズとつながり、カッセルズが同点ゴールを決めたのだった。私たちはもちろん立ち上がっての大歓声である。この勢いなら逆転もあるかもしれない…。

しかし世の中、そう甘くはなかった。3ピリは同点のまま抑えたが、オーバータイムも何とかタイでと思う間もなく、始まって1分36秒で、いともあっさり、それほど強くもないシュートが決まってしまったのだ。ディフェンスが隙だらけだった。
ファンはみんなガッカリ。私も珍しく「根性なしぃ〜」と心の中で叫んでしまった。最後の最後で粘りが足りなかった。こういうところは、やっぱり若さが出てしまうのだろうか。でも、最初からあっさり負けたのではなく、3ピリではガッツを見せてくれたので、その点は評価したい。

今日のゲームで気になったのは、代理キャプテンのナスランドとディフェンスの核となるジョバノフスキーに、少し疲れが見えたことだ。Cマークが板に付いてきたナスランドだが、今日はパスを受けそこねたり、パックを運んでいる時にはずしてしまうシーンが見られた。こんなこと、今までのナスランドには一度もなかったことだ。ジョバノフスキーもいつものパワーがなかった。メシエやモギルニーらの欠場で、彼らがチームを引っぱっていく立場にあり、しかもこのところ負けが続いているので、精神的にも肉体的にも、相当がんばっているに違いない。しかし、ここで彼らまで倒れてしまったら…。次のゲームまで中3日あるので、少し休養してほしいと思ってしまった。

今日のショット・オン・ゴール数は、カナックス24:アバランチ36。負けたにもかかわらず、33セーブだったNo.35ケビン・ウィークスはファーストスターだった。

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