「私のCOOL体験」

オリンピック後の特集雑誌

H.N.さん(東京都)

オリンピックが終わってオリンピック特集なる雑誌が書店に並び、数少ないホッケー雑誌を買って読んでいます(結構高い、1冊800円もする)。
日本の雑誌には、NHLから選出されたアメリカチームは「長野にきてやった」的、そしてカナダチームは「参加させていただく」的な姿勢があったようだと書いてありました。選手村を破壊して、とっとと帰っていったチームと負けても閉会式に出たチームの違いは本当に大きいですよね。
なぜカナダチームが金を取れなかったかのところでは、もしもカリヤがいたらとか、サキックが怪我をしていなかったらなどの中に、グレツキーがいた事が敗因だったかもというのがあって、悲しくなりました。 私はそうは思わないけど、結局彼が偉大すぎて、氷上の選手はパックを持った瞬間に無意識にグレツキーを探していた、というのを読むと、そうかもしれません。
でも、サッカーの日本代表チームは、軸の中田がマークされて、人が集まったところに、フリーの選手がパスを受けて得点につながるプレーがあるけど、そういうもんじゃないのかなぁ。

レポートの中には、カナダチームの選手の選出はまず、ロワをゴーリーに選ぶところから始まったというのがありました。 ロアをゴーリーに据えるために、バックアップゴーリーには、ロアを師と仰ぐブロデューアでなければだめだったし、いくらブロデューアが絶好調といえども、ロアを最初から最後まで使い切る予定だったと書いてありました。 ブロデューアが出てくるのを期待していたのに、出る予定はなかったなんてがっかりでした。

残り試合少なくなってきましたが、カナックスもまだ希望があるから、ぜひとも頑張って欲しいです。

★★★編集部より★★★
日本でもホッケーだけを特集したオリンピック特集が出ているんですね。日本に帰っている友人に頼んだのですが、まだ入手できていません。早く読んでみたい!
アメリカとカナダ・チームの違いは本当に大きかったですね。素晴しい思い出を胸に帰ってきたカナダ・チームに比べ、アメリカは今だに誰が選手村の部屋を壊したかで、みんな「自分ではない」という釈明を公表し始め、なんとなく罪のなすり合いみたいになっていて、本当に明暗を分けたな、という感じがしています。もちろん、アメリカの選手みんながそうだとは思いませんが、一部の人のためにアメリカ・チーム全部が、引いてはオリンピックに出場したNHLの選手全員が「やっぱりプロの選手はだめだよ」みたいな烙印を押されてしまうのは、たいへん心外です。

グレツキーについては、ライターの私見がかなり入っているのでは? グレツキーは確かに偉大な人ですが、もうピークを過ぎていることはみんな知っています。オリンピックの試合ではシフトも少なかったから、彼をそんなふうに頼ること自体、無意味であることは歴然。それに他のメンバーを見れば、スタンレーカップの覇者や様々な記録を持つ先鋭ばかりですから、グレツキー1人を頼るようなチームではないことは明白です(ということをこのライターは知らなかったのでは?)。
それでも彼のすごいところは、チャンスを絶対逃していないことです。自分のところにパックが来たときに、シュートでもパスでも、失敗なく確実にポイントに結び付けている。それが代表に選ばれた理由だと思うし、彼がいたから、カナダ・チームはあのように見事な結束で、閉会式まで参加していったのではないかと思っています(これは私の私見)。

ただ、カナダが負けた原因の一つとして「年齢」があるかもしれません。ご存知のように、オリンピックのリンクはNHLのリンクより大きいです。それに、前にも書きましたが、試合の展開が早く、合間合間のちょっとした休める時間が、NHLに比べると圧倒的に少ない。私も専門的なことは分かりませんが、テレビや生の試合を多く見ている経験から言うと、オリンピック1試合での選手の疲労度はかなりのものだと思います。だからグレツキーのシフトが少なかったのだと思うし、その分、若手が出なければならなかった。若手といっても、カナダ・チームは20代後半が中心でしたから、彼等もしんどかったでしょう。そういう意味でも、本当に若くて元気いっぱいのカリヤがいたら、チームのムードはかなり違ったものになっていたと思います。
メシエが代表からもれた時、選考の理由として、ベテランだけでなく若手も数多く揃えたかったから、というチーム・カナダ側の説明を聞きましたが、これは確かに重要なポイントであったと実感しました。

カナックスのヘッドコーチ、マイク・キーナンが、カナダが破れた時、次回はどういう対策をしたらいいかとインタビューされていました。彼はカナダ国内の幾つかのリンクの名前を挙げて、オリンピックの前にここで合宿をするのがいい、と言っていました。その幾つかのリンクとは、オリンピックで使用される国際規格のサイズなのです。やはり大きいリンクには慣れておく必要があるのですね。
今回、ヨーロッパ勢が強かったのは、NHL以外の選手たちが大きいリンクで一緒に練習する時間が多かったのも、一つの理由ではないかと思います。

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