私の旅が進むに従って、朝ご飯が良くなっているように感じます。石巻で食べた全粒粉パンに引き続き、このタートルイン日光でも朝食に茶色いパンを頂きました。そして紅茶も。嬉しい！
そんなおいしい朝食を食べたあと、日光の近くの山へ向かいました。標高1500メートルの所にある小さな温泉町の湯本温泉までは、車で１時間ほどかかりました。辺りの空気はとても新鮮で、霜が降りていたり氷が張っていたりする場所もありました。

湯本温泉からはバスに乗って、今日の出発地点となる竜頭の滝へ。そこから山を登り、滝やきれいな川、とても美しい湿原を通り抜けました。

最初に見た滝が竜頭の滝でした。長さ210メートルの滝で、とても印象的でした。でも滝というよりは、かなり垂直になった急流という感じがしました。

竜頭の滝がある場所から山を登り始め、約30分後に野生生物保護地区に到着。またもや、クマよけのベルが必要だと感じた場所でした。でもまあ、私の旅もほとんど終わりだし、とにかく私はクマの生息地でのハイキングから無事に戻ったので良かったです。

そして先へと進んで、戦場ヶ原の沼地を通り抜けました。戦場ヶ原は息をのむほど美しい湿原で、特に今の秋の時期は、すべてが鮮やかな黄色と金色に輝いています。

そのあと１時間ほどで湯滝に到着し、美味しいうどんと野生のキノコの天ぷらを昼食に頂きました。その場所で、感じの良い年配のご婦人２人にお会いしました。私が自分一人で日本の半分を旅していて、しかも自分で車を運転していることを話すと、彼女たちはとても驚いていました。
私の中では、竜頭の滝よりも湯滝の方が心に残りました。湯滝は、流れ落ちる部分がもっと長いように思いました。

湯滝から湯ノ湖までは、上り道が続きます。湯ノ湖はとても素敵な湖でしたが、強烈な硫黄の匂いがする場所がありました。また幾つかの場所では温泉の湯が流れ込んでいて、そこから蒸気がのぼっている光景はかなり不気味でした。私は湖の周りを歩いてから湯本温泉に戻り、車でホテルまで帰りました。

帰りの道は２時間もかかってしまい、日光に辿り着いてホテルの向かいにいた大きなラッシー犬を撫でた時には、すでに太陽は沈んでいました。タートルインのオーナーさんが教えてくれた、お地蔵さんがたくさん並んでいる場所にも行ってみたかったのですが、それは明日の朝にします。ではこれから、ホテルの温泉に入ってきます！

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今日は奥日光の素晴らしい景色を目指します。紅葉を見るには少し時期が遅いですが、色づいている場所はまだまだ残っているはずです。

行程は雄大な竜頭の滝からスタートします。ハイキングコースを滝の流れに沿って歩くと戦場ヶ原にたどり着きます。戦場ヶ原にはのどかな湿原の景色が広がり、それを囲むように広がる山々を見ることができます。湿原を抜け、木に囲まれた道を北へ向かうと湯ノ湖のすぐそばにある小さな温泉街の湯本温泉に到着します。

実施日	10月28日（月）
時間	9:45
スタート地点	竜頭滝
ゴール地点	湯元温泉
距離	８キロメートル（約４〜５時間）
コースの特徴	竜頭の滝までは急な階段を上りますが、戦場ヶ原までは緩やかな坂道が続きます。湿地帯では平坦な遊歩道を歩きます。最後の道のりは湯本温泉へ向かう上り道です。湯本温泉が高台にあるためですが、ゆっくり自分のペースで歩けば、そこまで大変な道のりではありません。
天気	平均最高気温　11℃ 平均最低気温　3℃
アクセス	日光駅からは奥日光までバスが運行しており、スタート地点と終着点の日光国立公園まで行くことができます。竜頭ノ滝までの乗車時間はおよそ1時間で運賃は1350円です。また、湯本温泉から日光駅までは乗車時間が80分で運賃は1650円です。バスはそれぞれの方向に、１時間に１〜２便運行しています。